「自分の父親が土地を借りているんだけど、将来が心配」
子供にとっては現時点で無関係なことでも、もし父親や母親が土地を借りていて、その状態で亡くなってしまった場合、どういった手続きをすればよいか、どのような相続をすればよいか知っている方は少ないかもしれません。
例えば両親と一緒に現在住んでいて、その場所が借地だった場合どうなるか。
まず、借地権は継続されます。
借地権とは、その土地を借りる権利のことです。
借地権を継続する上で地主の許可は特に関係ありません。
借地権は被相続人の相続財産に該当するため、両親が亡くなっても、引き続きそこに住み続けたいとなれば権利があります。
ただ、当然のことながら相続税も継承されます。
なお、家族が借地権を相続する上で地主の許可は不要になりますが、例えばその土地を手放して、第3者に借地権を贈与したいとなると、地主の許可が必要になりますので注意しましょう。
なお借地権は所有者がご存命のタイミングで贈与することもできます。
借地権は息子に送りたいという事なら、生前贈与という形で財産を受け取ることができます。
なお、生前贈与を行うと贈与税が課税されますのでその点も理解しておきましょう。
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