最近、人生の節目のタイミングで終活を始める人が増えていますが、終活を行う時に用意し、これまでのこと、自分の思い、亡くなったあとのことをエンディングノートに綴っていく人も多いです。
エンディングノートは、日記のような形で気軽に思っていることをどんどん綴っていくことができるため、とても気軽な気持ちで書いていくことができるという点では、遺言書とは違った意味合いとなっています。
遺言書は、余命宣告された人や財産がたくさんある人が記すものという感覚が強い一方で、エンディングノートは性別や社会的立場、年齢を問わず誰でも自分のことを綴ることができるものという感覚が強いのではないでしょうか。
そのように多くの人が感じている遺言書とエンディングノートは、法的な取り扱い方法にも違いがあるのをご存じですか?
エンディングノートは、それを綴った本人が亡くなったり、生前でもすぐに確認することができます。例えば、意識不明状態など、危篤状態の時にエンディングノートを確認し、本人の意思に基づいた最期を送ることができるということも可能です。
一方、遺言書はエンディングノートのような自由度はありません。
開封するには、過程裁判所の検認を受け、すべての相続人が揃っている場所でしか開封することはできません。
自分の最期の意思を伝えるという方法として、エンディングノートが良いのか、それとも遺言書が良いのかに迷った時には、ぜひ一度、司法書士アメジスト法務事務所へお問い合わせください。